運転者という本を読んで
生きていておもうことがある。
「運が悪い日は何をやってもダメな日」
そう感じる人は世の中でどれくらいいるだろう。
僕自身、運が悪い日にそう思うことが多いので、とりあえず1名以上は確定だろう。
でも、運が悪いと思うのは考えた方がいいらしい。
そんな事を思ったのは「運転者」という本を読んでからだった。
簡単に話すと、主人公は40代ほどの保険営業マン。ある時、大人数の顧客が保険を取りやめる事になった。自分の娘は、中学を不登校、それ以外にも悩みや問題点を抱えていた。そんな中、出会ったタクシー運転手との不思議なやり取り。
自分のことを全て知っていたり、設定されていた料金メーターが、徐々に下がっていったりと不思議な空間の中、主人公を送るべき場所に送っていく物語である。
一応URLを貼っておく。
この本を読んで素直に思ったことは「辛くても笑顔を絶やさない方がいい理由」をふと思った。
よく、自己啓発とかで耳にする言葉。「辛いときこそ笑顔」
物語で上手くいかない主人公に運転手がかけた言葉で「いつでも上機嫌でいること」と話すシーンがあった。いつも上機嫌を維持することは難しい。しかし、不機嫌のままでいると、良い運を寄ってこない。もし、旨い話(彼女を作るきっかけ・人生を好転するきっかけ)が向かってきていたとしても、自分が不機嫌(表情や雰囲気)であるとすれば、不機嫌な人に話しかけてくることはないだろう。
本のカラーページでは、こんな事を書かれている。
運が劇的に変わる時、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
その、アンテナの感度は上機嫌の時に最大になるんです。逆に、機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
だから、最高の運気がやってきているのに、すべての運が逃げて行っちゃているんです
今、運がない・ついていないと思っている人がたくさんいると思う。けれど、敢えてついているな!なんて思う。運はポイント制で、悪いときは使わずにためている状態、なんて思っていればいざという時に溜まったポイントを使おうなんて思えるんじゃないんでしょうか。
人生、上手くいかないなーって思っている時・落ち込みやすい人は少し読んでみることをオススメします。
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