mmorio7’s diary

少しだけ寄ってみませんか

昔に戻りたいですか?

『高校時に戻りたいなあ〜』

『あの時はなんでも楽しかったよな〜』

 

高校の頃の友人たちと飲みに行くと必ずこんな会話が出てくる。

大学生の時や社会人1年目の時は現実の辛さから逃れたく必死で、当時最高の思い出として残った過去を目を向けていた。

それが、社会人3年目になっても会話の内容としては前と変わらない。

 

『上司が〜」『仕事が辛くて〜』

『会社を辞めた』

 

それらをひとしきり愚痴った後に必ずくる

『高校の頃に戻りたいなぁ」

ある種の恒例になってきた感じなので、その話が出るたびに笑いそうになる。馬鹿にしているつもりはない。

 

皆さんは学生時代に戻りたいですか?

そしてまた青春を謳歌したいですか?

 

僕は戻りたくない派です。確かに楽しい思い出が沢山あって、友達に恵まれて何をやっても楽しかった思い出はかけがえのないものだと思います。

 

けれど、今みたいに『何かかけてる』日々も悪くないような気がしてなりません。

今の僕は、刺激に対して枯渇していて何をやっても満たされた感情にならないんです。

意図的にやっているのかもしれませんが生憎そういった感情は0

 

そんな日々で手探りで行動する、自分の力で枯渇した欲望を埋める作業。これが日々やることに追われているようで何もない怠惰よりもずっと楽しい。

学生の頃のような目の前に散らばっている状態だとある種、贅沢をできるんです。

だってそれを選択する・しないも自分で決めれるんですからね。

 

社会人なるとそれを掘り起こさなきゃいけない。日々、仕事に追われていると少ない体力で探し回らなきゃいけない。

人によっては面倒と思うでしょう。けれど、年を重ねた今その面倒臭い事が非常に楽しくなってくる。

自分ペースで進められるのが心地よいんです。

 

『あの時の最高の思い出』と比較するつもりはありません。

あの時は、きっとそれが1番でこんな面倒臭いには嫌悪していたでしょう。だから成長したんだと思います。

 

「当時があって今に至る」

 

だからこそ僕は過去に戻らずに枯渇した日々を選択します。

 

「自分で獲得したもの」が個人的に美味しいのでね