牡蠣放題に行ってきた話
食べたいものは突然やってきたりする。疲れたときや、無性に何かを食べたい時などにその食欲は襲ってくる。そして夜勤明けという非常に疲れていて頭が回らないある日、僕は無性に牡蠣が食べたくなった。
理由としては、夜勤中に漫画カイジでお馴染みの大槻が主人公である「ハンチョウ」を読んでいた際、大槻一行が牡蠣食べ放題に行く話があった。
（牡蠣か・・・一人暮らしを始めてから食ったことなんてなかったな・・・）
牡蠣なんて、バター焼きとか食べ方はたくさんあるけど自分で自ら買って食べるほどではなかった。それに、食べるんだったらちょっといいお店で食べたいなんて思っていたから。
（牡蠣、久しぶりに食いたいなぁ・・・）
牡蠣専門店じゃなくていい。おいしい牡蠣さえ食べれればいいと思い、僕は調べてみることにした。ヒットしたのはどこも、銀座や有楽町などの都心・金持ちの住処にあるものばかり。半分、諦めていると近場に一軒ヒットした。
（近いな….それに食べ放題の値段も安い）
てっきり5000円以上を考えていたのに対して4000円ちょいで食べられるとは思ってもみなかった。しかも、お酒も飲み放題。そして迷うことなく夜勤明けの夜、行ってみることにした。
夜勤が終わり12時に帰宅した後、17時まで仮眠。そこから身支度をして小岩駅に向かうことにした。駅前は居酒屋や帰宅帰りの学生・社会人で賑わっており、その人混みを避けて中の方に進んでいく。
駅から10分ほど歩いて行くと、牡蠣専門店「盛盛」はあった。一瞬、普通の居酒屋のような店構え。こういったお店は常連ばかりで入りづらい雰囲気があるのだが、勇気を振り絞って中に入ってみることにした。
店内はカウンター5〜7脚、テーブルが2〜4席ほどだった。店員の雰囲気は、正直怖かったのが第一印象で常連さんと話しており声をかけるタイミングが分からなかったが、僕に気づき親切にお店のことについて気さくに話しかけてくれた。
お店的にはお昼はラーメンなどのランチを置いており、牡蠣は夜かららしい。
僕は牡蠣食べ放題を注文。メニュー内容として
［生牡蠣 蒸し牡蠣 焼き牡蠣］の3種類があって、最初その３つを提供され食べ終わった後、好きなものを選べるという仕組みだ。
最初に来たのは生牡蠣。正直、生牡蠣は食べたことがない。食べないようにしていたのか。生で食べるとノロウィルスに罹ってしまうことを思っていた為か食べたことがなかった。
そして、初めて食べた生牡蠣。味は…めちゃくちゃ美味しかった。さっぱりしていて牡蠣の味も甘くポン酢や店員さん薦められたタバスコ＋レモン汁で食べてみると尚のこと美味しい。
その後は、焼き牡蠣、蒸し牡蠣と食べていって僕はそこから生牡蠣をばかりを食べ進めていった。
2時間制であまりにも牡蠣が美味しかった為か、牡蠣もどんどん口の中に入っていく。生牡蠣を10個ほど食べたところ「牡蠣はあまり食べすぎない方がいい」なんて言われ、最後の生牡蠣を注文したのちにお会計。値段も5000円といかなかった。
安くて味も良いこのお店は、通常なら混雑間違いなしのお店らしいので次からは予約して行きたいと思う。
