仕事を辞めてもいいし辞めなくてもいい
「辞めたい理由が特にないのに辞めたいって言うのは贅沢すぎるよ」
昨日、一緒に夜勤を組んだ先輩介護士から言われた言葉だ。僕は言わないだけであり毎日、仕事を辞めたいと思っている。やりたくて介護の業界を選んだわけではなく、「ここでいいや」で決めていた。
所謂、テキトーに就活をして早く内定をもらい遊びたくてしょうがなかったから。そのおかげで残りの学生生活は、好きなようにバイト・飲み会・野球観戦などして満喫していた。
2020年、来年とは全く違う世の中だったけど介護は関係なく4月1日入社。本来、研修があるのだが、コロナ関係で中止。僕は直ぐに現場に出て仕事を始めていた。
当時、世間は「テレワーク」とかで介護の仕事をしていた僕にとって「皆、羨ましいな」と思っておりやる気なんて全く無かった。
そして長い五月病。5〜8月にかけて発症して仕事を辞める事しか考えていなかった。「半年やったら辞める」「夏前に辞めよう」あの時は社会人を辞めたくてしょうがなかった。
ダラダラと毎日出勤を続け、一年ほどになる。
前よりか仕事にも慣れてきた。一人暮らしも出来て変わってきたはずだが変わらず辞めたくてしょうがない。そんな時に先輩に話してみた。歳も一回り年齢なので、何かしら答えをくれるだろうと思っていた。
先輩は「辞めたい理由が特にないのに辞めたいって言うのは贅沢すぎるよ」と言った。
言われて気づいた。
本心から辞めたいと願っているわけじゃない。
職場の人はいい人だし、仕事にも慣れて不安なことが減ったから。
ただ、介護職に勤めている自分がすごく勿体無い
って勘違いな考え方を持っていたんだ。
あの時、先輩はお酒も進んで酔いも回っていたし饒舌だった。向こうは何も考えていない言葉を2〜3日経った今でも僕の心に響いている。
辞めたい気持ちを今でもある。
それは何が理由なのか、辞めて次は何をしたいか
そもそも正社員である必要があるのか。
考えても考えても前に進んでいる感じがしない
そんな日々が続いて焦っている。
年齢は若いけど23歳なりに一緒懸命考えなきゃ
って思うほどの1日だった。